CANバス通信における終端抵抗の重要な役割とその実用化

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CAN バス通信では、終端抵抗は重要なコンポーネントです。 ISO11898-2 の規定によれば、バスの両端には 120Ω の終端抵抗を掛ける必要がありますが、中間ノードには終端抵抗を掛ける必要はありません。終端抵抗を追加せずに通信を行うと、メッセージが正常に送信できず、波形に問題が発生します。これは、終端抵抗が立ち下がりエッジの速度に影響を与え、立ち下がりエッジがすぐにリセッシブ状態に達するのを防ぐためです。同時に、終端抵抗がないと、誤ったフレームが発生する可能性があります。したがって、CAN バス通信が正常に進行するように、終端抵抗を正しく追加する必要があります。