カルソニックカンセイとマニエッティ・マレリが合併

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2016年11月、米国の著名なプライベートエクイティファンドであるKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)は、日産傘下の自動車用エアコンやダッシュボードのサプライヤーであるカルソニックカンセイを45億ドルで買収した。2年後の2018年8月には、さらに動き、フィアット傘下のイタリアの自動車部品メーカーであるマニエッティ・マレリを65億ドルで買収した。プライベートエクイティファンド投資家のKKRは、真面目で堅苦しい日本のカルソニックカンセイ株式会社と、自由な精神を持つイタリアのマニエッティ・マレリを統合させ、年間売上高約150億ユーロのイタリアと日本のハイブリッド企業を誕生させた。マニエッティ・マレリという名前がカルソニックカンセイよりも世界的に人気があることから、合併後のグループ名は「マニエッティ・マレリ」のままだが、日本人の好みに合わせてロゴの「M」の色が濃い青からカルソニックカンセイのライトブルーに変更された。